『NX-B5000』は(SBC ※Session Border Controller:セッション・ボーダー・コントローラー)という装置で、企業の電話とあらゆる音声コミュニケーションサービスを接続するIPゲートウェイとしても使われます。
例えば、海外製のPBXを使いたい場合やPBXを通信事業者網に繋げたい場合に、色々なトラブルが起きてうまく電話が繋がらないことがあります。
これは、IP電話をはじめSNSやWEB会議システムなどと、企業の電話システムでネットワークの信号が異なることで起こります。こうした異なるネットワーク間で発生する信号の違いを、上手く調節しつつセキュリティを守りながら電話を繋げてくれるのが『NX-B5000』です。
電話の裏側の装置となりますので、あまり知られてはいませんが、さまざまな音声コミュニケーションの基盤として多くの企業に導入されています。
電話をつなぐ影の立役者『NX-B5000』
『NX-B5000』は、IP電話サービスやIP-PBX、WEB会議サービスなど提供者の異なるコミュニケーションサービスを一括で接続してくれます。異なるサービスや機器間での連携をスムーズにして、音声キャプチャー機能で通話を録音することも可能です。
…と書きましたが、言葉にするとちょっと難しいですね(笑)
例えば、コンタクトセンターでLINEから来た着信と、通常の電話から来た着信をどちらも同じソフトフォンやビジネスフォンから通話したい場合は、2つのネットワーク信号の【差】をそろえてあげないと、うまいこと電話が通じません。
その【差】をそろえてあげるのに役立つのが『NX-B5000』になります。
『NX-B5000』は名前こそあまり知られていませんが、電話を問題なく繋ぐことができる影の立役者的存在なのです。
IPゲートウェイについて Q&A
- Q IPゲートウェイとはなんですか?
-
A
IPゲートウェイとは、異なるネットワーク同士を中継する仕組みの総称になり、その中の一つに『NX-B5000(SBC)』があります。
IPゲートウェイは、企業のネットワークはもちろん、家庭用ルーターやインターネットサービスプロバイダー(ISP)のネットワークなどさまざまな環境で使用されていて、異なるネットワークをつなげてデータ通信を効率的に行うために不可欠な要素の一つになります。
- Q ゲートウェイとルーターの違いはなんですか?
- A ゲートウェイは、異なるネットワーク同士を中継する仕組みの総称となり、ルーターはパソコンやスマホなどの複数の機器をインターネット回線に接続する機器になります。