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ネクストジェン、CSKシステムズにSIP相互接続サーバー「NX-E1010」を提供
〜Avaya Aura™との連携により、コンタクトセンターのオールIP化を実現〜
株式会社ネクストジェン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大西新二、以下ネクストジェン) は、このたび、株式会社CSKシステムズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:中西毅、以下CSKシステムズ)のASP型音声基盤サービス「PrimeTiaas®」向けにSIP (*1) 相互接続サーバー「NX-E1010」を提供いたしました。
今回の提供は、日本アバイア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ロバート・スチーブンソン、以下 日本アバイア)の企業向けコミュニケーション・プラットフォーム「Avaya Aura™」との連携により、コンタクトセンターのオールIP化を実現するキーデバイスとして採用が決まったものです。
日本アバイアの「Avaya Aura™」は、ユニファイドコミュニケーションおよびコンタクトセンター・ソリューションを実現する企業向けコミュニケーション・プラットフォームです。
CSKシステムズでは、PrimeTiaas®のサービス提供基盤にAvaya Aura™を採用し、CSKグループ内のコンタクトセンターやグループ外のお客様向けに音声基盤サービスを提供してきました。しかし、数千チャネルに及ぶ公衆回線の収容のため、多数の他社製キャリア接続ゲートウェイを設置しており、設備コストや運用管理の面で負担となっていました。また、その公衆回線には一般アナログ回線やISDN回線などのレガシー回線が使用されておりSIPベースの統合メッセージングシステムのメリットを最大限に活用できない状況にありました。
これらの課題を解決するため、日本アバイアとの共同提案のもと、Avaya Aura™とVoIP通信事業者網との接続装置として、ネクストジェンの「NX-E1010」が採用されました。
NX-E1010は、企業内ネットワーク内の通信機器のSIP/RTP (*2) 信号制御を行い、VoIP通信事業者網への接続 (*3) を可能にするSIP相互接続サーバーです。サーバーの増設により最大1800チャネルまで収容可能なスケーラビリティと、冗長構成や自律的な接続規制による高信頼性を実現しています。
CSKシステムズでは、NX-E1010の導入により下記のような導入効果が見込まれています。
- コスト削減
VoIP通信事業者の提供する光回線をNX-E1010に接続したことで、レガシー回線が不要となり、通信料金の削減が可能となります。また、サーバーラックを占有し、設備コストを押し上げる要因となっていたレガシー回線収容用ゲートウェイ装置をNX-E1010を構成する汎用サーバーに集約することにより、設備コストの大幅な削減や運用管理の負担軽減につながります。 - オールIP化によるメッセージング環境の高度化
NX-E1010は、VoIP通信事業者とAvaya Aura™のSIPメッセージ仕様の差分を吸収し、回線まで含めたオールIP化を実現します。これにより、SIP/VoIPの高度な機能を活かした多様、かつ高度なメッセージング環境が構築できます。
今回のNX-E1010の採用にあたり、CSKシステムズ、日本アバイアから以下のコメントが寄せられています。
- CSKシステムズ 産業システム事業本部 クロスインダストリ事業部
シニアアシスタントマネージャー 坂田陽一郎様 - 非常に多くの公衆回線を必要とするコンタクトセンター向け音声基盤サービスにとって、回線収容効率の向上は設備費を圧縮し、価格競争力を強化するための重要な要素です。NX-E1010の採用により、長年の課題であった回線収容効率の大幅な向上を果たす目処がつきました。
また、従来は公衆回線の増設には物理的な工事を伴うため、ユーザーからの急な要望にこたえるのが難しいという問題がありました。しかしながら、公衆回線のオールIP化により、物理的な工事を伴わずにチャネル増を行うことが可能になり、サービス提供速度の大幅な向上が見込めます。
今後は、SIP/VoIPの高度な機能を活用した新しいサービスを開発し、PrimeTiaas®のサービスメニューに加えていきたいと考えております。
- 日本アバイア 代表取締役社長 ロバート・スチーブンソン様
- Avaya Aura™は、複数拠点での構築、運用管理コストを低減しながら拡張性を高めることができることが特長です。このたび、ネクストジェン様のNX-E1010がCSKシステムズ様に採用されたことより、PrimeTiaas®の基盤としてAvaya Aura™のメリットを最大限ご活用いただけることになったことを大変嬉しく思います。CSKシステムズ様のご採用を期に、ネクストジェン様のサポートを得ながら企業のコスト削減と柔軟な拡張性を可能にするAvaya Aura™を国内でさらに拡販していきたいと考えております。
【今後の展開】
ネクストジェンは、アバイア製品と互換性を持つサードパーティ企業の製品の開発、マーケティング、販売を支援する「Developer Connection Program」のゴールドパートナーの認定を受けております。今後も引き続き、Avaya Aura™との連携によるコンタクトセンターのオールIP化の適用範囲拡大を進め、企業のメッセージング環境の利便性向上に貢献してまいります。
*1 SIP (Session Initiation Protocol)
マルチメディアデータを端末間でリアルタイムに双方向通信するための通信制御プロトコル。VoIP、映像配信、インスタントメッセージに用いられるほか、情報家電や携帯端末などの組込み機器への使用が広まっています。
*2 RTP (Real-time Transport protocol、リアルタイム転送プロトコル)
音声や映像をストリーミング再生するための伝送プロトコル。多くのVoIP関連製品が、音声伝送のプロトコルとしてRTPを採用しています。
*3 Avaya Aura(TM)とNX-E1010の連携によるVoIPサービスへの接続は、2010年9月現在、KDDI株式会社「KDDI光ダイレクト」、NTTコミュニケーションズ株式会社「.Phone Direct (ドットフォンダイレクト)」に対応しております。他の通信事業者のVoIPサービスにつきましても、今後、順次対応する予定です。
本件に関するお問い合わせ
- 製品・販売に関するお問い合わせ先
-
株式会社ネクストジェン 第2営業本部
TEL:03-3234-6855
メールでのお問い合せはこちらからお願いいたします。
- プレスリリースに関するお問い合わせ先
-
株式会社ネクストジェン 管理本部 担当: 住田
TEL:03-3234-6855
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