News
ニュース & トピックス
仮想化サーバー上で通信事業者のVoIPシステムを商用稼動開始
〜節電の夏に向けてコストと電力使用量を大幅に削減〜
株式会社ネクストジェン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大西 新二、以下ネクストジェン)は、このたび、IMS(*1)コアシステムと周辺アプリケーションシステムを大手通信事業者に納入し、仮想化サーバー上で商用サービスの稼働を開始いたしました。リアルタイム性の高い通信制御が必要とされるVoIP(Voice over IP)システムを仮想化サーバー上で動作させることは一般的に難しいとされていましたが、ネクストジェンは実証実験を通じて実用化に成功し、大きなコスト効果をもたらしています。
仮想化技術は、サーバーのCPUやメモリのリソースを動的にアプリケーションへ割り当てることが可能となるため、拡張性の高いインターネットサービスを安価に提供するプラットフォームとして利用が進んでいます。しかしながら、高い安定性と性能を両立する必要のある通信事業者のVoIPシステムにおける仮想化技術の採用実績は世界的に見ても非常に少なく、リソースを緻密に管理するための高度な技術が要求されます。
このたび納入したシステムでは、仮想化技術によるシステムリソースの最適化を図り、ハードウェア量を大幅に削減することで、既存システムに比べてランニングコストを30%、電力消費量を50%削減することに成功しました。昨年以上に厳しい節電が要求される今夏に向けて、社会インフラである通信事業者のVoIPシステムで仮想化を実現できた意義は大きいと考えます。
ネクストジェンは、今般の製品開発においてもこれまでのノウハウを活かし、様々なアプリケーションを仮想化基盤上で展開していきます。
*1 IMS(IP Multimedia Subsystem)
次世代ネットワーク(NGN)におけるネットワークサービスを実現することを目的に3GPPで標準化された規格。IMSの導入により、音声や映像などのマルチメディアサービスを、携帯電話や無線LANなどのさまざまな端末に対して、アクセス網に依存せずに提供できるようになります。
本件に関するお問い合わせ
- 本サービスに関するお問い合わせ
-
株式会社ネクストジェン 事業戦略室
TEL:03-3234-6855
メールでのお問い合せはこちらからお願いいたします。
- 報道に関するお問い合わせ
-
株式会社ネクストジェン 事業戦略室 担当:浅利
TEL:03-3234-6855
メールでのお問い合せはこちらからお願いいたします。