株式会社三井住友フィナンシャルグループ（執行役社長グループCEO：國部 毅、以下「SMFG」）およびＳＭＢＣ日興証券株式会社（代表取締役社長：清水 喜彦、以下「ＳＭＢＣ日興証券」）は、社内コンプライアンスの向上と、業務効率化を通じた全社的な「働き方改革」の実現に取り組んでいます。この度、ＳＭＢＣ日興証券では、本年3月末までをめどに、株式会社ネクストジェン（代表取締役 執行役員 社長：大西 新二、以下「ネクストジェン」）が提供する音声認識BPO（ビジネス・プロセス・アウトソーシング）サービス「U³ COGNI」（ユーキューブ コグニ）により通話音声をテキスト化するシステムを導入いたします。

　ネクストジェンの音声認識BPOサービス「U³ COGNI」の特徴は、①音声認識エンジン（※）に深層学習型のAIを採用しているため高い精度でテキストに変換できるほか、②BPOサービスとして提供されるため低コストで定期的にチューニングが実施されること、③必要に応じて音声認識エンジンを他のエンジンへ交換できることであり、いずれも現行システムにはなかった特徴です。

　ＳＭＢＣ日興証券はこれまでも社内コンプライアンスの強化に向けて通話録音内容の確認を　実施してきましたが、膨大な通話の中から問題となる通話を見つけ出すために多大な人員と時間を費やしていました。今後は「U³ COGNI」による通話テキスト化システムの導入によって、問題となる通話を効率良く見つけ出すことが可能となるため、コンプライアンス管理業務の効率を改善し、お客さまへの更に質の高いサービス提供へ繋がると考えています。

　SMFG各社は、最新のデジタル技術を様々な利用シーンに応じて活用し、お客さまにご提供するサービスの向上に継続して努めてまいります。

（※）音声認識エンジンについて

　サービス開始時は、静岡大学とネクストジェンが2014年より産学連携で共同研究した音声認識エンジンを使用しています。

『社内コンプライアンス業務に対する人工知能（AI）システムを導入（株式会社三井住友フィナンシャルグループ、ＳＭＢＣ日興証券株式会社との共同ニュースリリース）』