株式会社ネクストジェン（本社: 東京都港区、代表取締役 執行役員 社長：大西 新二）は、子会社のアクロスウェイ株式会社（本社: 東京都港区、代表取締役 社長：野中 昭男）のクラウド電話API『pluscomm（プラスコム）』が、北九州市のコロナワクチン用冷蔵庫・冷凍庫の「IoT温度監視システム」の強化として、株式会社ハピクロ（本社：北九州市八幡西区、代表取締役 社長：中田 佳孝、以下「ハピクロ」という。）に採用されたことを発表いたします。

ハピクロでは、保育・製造業・飲食業界向けに、従業員の生産性向上を目的としてITやIoT、AI技術による業務効率化ソリューションを開発しており、北九州市からコロナワクチン集団接種会場のワクチン用冷蔵庫・冷凍庫を常時監視するシステムの要請を受け「IoT温度監視システム」を提供しています。

このたび『pluscomm』は、ハピクロが提供している「IoT温度監視システム」の強化として、異常があった場合は「担当者へ直接電話で知らせる異常通知機能」を構築しました。

背景

日本全国でコロナワクチン集団接種会場用の冷蔵庫・冷凍庫の故障は度々発生しており、多いときでは1,000回分以上のワクチンを廃棄するケースも出ています。
北九州市でも同様の問題が発生し、市内にある全17会場の冷蔵庫・冷凍庫（合計22台）が全て正しく稼働しているかを常時監視する必要がありました。

そこで、ハピクロでは飲食業の衛生管理向けに提供していた冷蔵庫のIoT温度監視システム「FOOD CAPTAIN（旧：HACCPPy（ハサッピィ））」をコロナワクチン用温度監視システムとしてカスタマイズし北九州市の全会場に導入しましたが、異常発生時の通知がメールであったため、就寝中などでは担当者が気づかないケースが発生し、メールやLINE、Slackなどのコミュニケーションツールでは異常発生時の通知に向かないことが発覚しました。

その解決策として『pluscomm』を活用し、異常発生時にはただちに各担当者の携帯電話に自動発信、さらに「どこの会場の冷蔵庫・冷凍庫に異常があるか」を音声合成で知らせる機能を組み込みました。

『pluscomm』は、APIの呼び出しだけで電話発信と自動音声合成ができ、機能追加の開発期間も3日程度と短期間であったことが評価され、このたびの採用に至りました。また、業務フローに電話通知を加えたい場合なども、簡単に実現できた点が大きなポイントとなりました。
その他、他社のクラウド電話APIサービス（CPaaS）製品と比べて電話回線の開通が迅速で、管理画面のUIがシンプルで分かりやすい点や、窓口対応が丁寧といった高い評価を得ています。

『pluscomm』活用イメージ図

【ポイント】

• １. 緊急時は、各担当者の電話へ発信し、どの会場で異常があったのかを自動音声で通知。
• ２. ハピクロのクラウドサービスに『pluscomm』を手軽に連携。

現在の状況

2021年8月から本稼働し現在も問題なく監視を継続中です。現在は、ワクチン監視システムだけでなく、ハピクロの衛生管理システム「FOOD CAPTAIN（旧：HACCPPy）」の標準機能としても、『pluscomm』の電話通知機能が採用され、飲食工場や飲食店向けの冷蔵庫・冷凍庫監視システムとして活用中です。

電話クラウドAPI『pluscomm』の3つのメリット

・開発期間短縮によるコスト削減
　イチからシステムを構築する手間がなく、短期間で電話機能などのコミュニケーション機能の追加や開発が可能。コスト削減にも貢献します。
※ハピクロの場合：機能追加期間が3日程度と短期間で開発いたしました。

・高い音声品質
独自の仕組みで安定した音声通話を実現します。

・日本人スタッフによるサポート
アプリ開発などでトラブルや困ったことがあっても、日本人スタッフが直接サポートするので安心です。
※ハピクロの場合：窓口対応が丁寧と評価いただきました。

ハピクロの導入事例はこちら

今後の展開

pluscommは、さまざまな業界・業種企業で導入いただいております。
お客様のニーズに沿った「かゆいところに手が届く」オリジナルの通話システムやカスタマイズアプリの開発・提供を今後も進めてまいります。
pluscommの公式サイトはこちら

pluscomm（プラスコム）の導入期間・価格

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アクロスウェイの電話クラウドAPI『pluscomm』、ハピクロのIoT温度監視システムの進化に貢献（PDF312KB）

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