【技術解説】CPaaS(Communications Platform as a Service)

CPaaSとは

「通信機能をAPIで接続するクラウドサービス」を指し、音声通話やSMS、音声・映像による会議システム、通話録音・音声認識やIVRなど通信に関わるサービスやバックオフィスで利用されているシステムの間を、APIを利用して接続することができる技術を用いたサービスです。
API(Application Programming Interface)とは、アプリケーションの機能を共有できる インターフェースの仕組みです。APIを利用することにより、通信固有の技術を意識することなく、様々なアプリケーションへ簡易に通信機能を付加することができます。コミュニケーションチャネルごとに異なっていたアプリケーションを連携させることも可能で、顧客サービスのオムニチャネル化といった昨今の市場ニーズに、より容易に短期間で対応できるようになります。
  弊社では、CPaaS基盤『U-cube CPaaS』を提供しており、U-cube CPaaSを活用した各種ソリューションをグループ全体で展開しています。
U-cube CPaaS(ユーキューブ シーパース)はコミュニケーションに関する開発ができるプラットフォームで、開発したSMS配信やIVR、音声合成、音声のテキスト化、チャットなど多様な機能をAPIで既存サービスなどに付加できます。

なぜCPaaSが必要とされるのか

業務のシステム化や、企業間または企業と顧客とのコミュニケーション手段が多様化したことにより、通信機能の追加や、コミュニケーションアプリの連携は必須になりつつあります。しかし、実現するには高度な通信技術の知識が必要となり、一般の業務システム開発事業者などにとっては、その点が大きなネックとなっていました。 CpaaSは、このような課題を解消し、開発事業者がそれぞれのシステム開発に専念できるサービスとして既にアメリカでは広く認知・活用されており、日本でも今後需要が拡大していくものとみられています。

CPaaSで実現できるサービスの例

システム障害通知

監視システムにSMS送信機能を付加し、異常を検知した際に担当者へ通知。
監視サーバーが異常を検知し、U-cube CPaaSにより自動でSMS送信し、担当者に通知します。

コールセンター構築

IVRと電話転送機能を利用し、簡易コールセンターを構築。
お客様がサポートデスクに電話します。U-cube CPaaSはその電話をトリガーにIVRで電話を適切な担当者へ転送します。転送された電話は担当者が対応します。

利用者呼び出し

既存アプリケーションに発信機能を付加し、順番待ちのお客様を呼び出す。
店舗の予約受付端末に電話番号を登録します。その端末システムで受付された予約内容を元にCPaaSから順番が近づくと登録されたお客さまの電話番号へ発信、また、SMSなどでお知らせします。

CPaaS基盤『U-cube CPaaS』を利用したサービス

U-cube CPaaSを利用したサービス等についてはこちらをご参照ください。